「『夢育マップ』家族のコミュニケーションツール&「夢」を叶えるツール~」
「夢育マップ」には、「夢」「要望」「不満」「改善」
の4つの項目があり、それぞれのエリアに、自分の思いを書き出したふせんを貼っていきます。
ご家族皆さんで「夢育マップ」に取り組まれると
自分以外の家族のそれぞれの思いを
共有することができます。
「自分専用の基地がほしい」
「海外旅行に行きたい」
「赤いハイヒールを履きたい」
普段の会話では聞き出せていない
ご家族の「夢」や「要望」を知ることになります。
意外な一面をお互いに披露することで、
叶えられるよう応援しようという気持ちが
ご家族間に芽生えます。
例えば、
「玄関にお花を飾りたい」という願いが
「夢マップ」に貼られていたとします。
ある日、花屋を通り過ぎようとしたお父さんが、
ふと、それを思い出し、花のお土産を買って帰る
というようなことが起こります。
心で思っていた何気ない望みをただ書き出すだけで、
自分一人で叶えようとしなくても、
家族がバックアップしてくれることがある
という例えのひとつです。
「夢育マップ」は家族のコミュニケーションツール
では、「不満」や「改善」については、
どうなると思いますか?
言葉では「言いづらい」ことを
ふせんにサッと書いて、さりげなく改善を促すという
コミュニケーションツールとしての使い方があります。
「口調がきつい」
「出したら元の場所に戻して」
面と向かって言われると、
苛立(いらだ)ちそうなことでも、
文字として書かれたものを見ると、
一旦冷静になって、落ち着いて見ることができます。
指摘されるまでは、気付くことなく、
何気なく行っていたことですが、
「これからは、話し方に気をつけよう」とか、
「片付けよう」など、自覚してもらうことができ、
ご家族の空気感が穏やかになります。
「夢育マップ」は強制しないで、自然に任せる
「夢育マップ」を
ご家族で一斉(いっせい)に始められた場合は、
よいのですが、
ご家族の誰かが、「夢育マップ」の話を聞いて、
「一緒にやってみよう」と、提案して始めた場合は、
ふせんを貼るのに時間差があるかもしれません。
提案されたご家族は、聞き慣れない「夢育マップ」に
戸惑っているかもしれません。
説明は聞いたけど、「一体何なのだろう?」と
最初はいぶかしがって、参加しないかもしれません。
「夢育マップ」はご家族みんなが見やすい場所に貼っておき、
ご家族が思いついた時に、気軽にふせんを貼れるよう
近くにふせんとペンを準備しておきます。
ふせんはご家族ひとりひとりの色を決め、
例えば、お父さんは青、お母さんはピンク、
お兄ちゃんは緑、妹は黄色などです。
最初はピンクしか貼られていなかったのに、
緑や黄色が少しずつ増えていって、
いよいよ青のふせんが登場という風に
ご家族全員参加まで時間がかかるかもしれません。
その場合、ゆっくりと見守るように心掛け、
「早く書いて」など、
決して強要をしないでください。
ふせんに書かれた「夢」や「要望」を見ながら、
ワクワクする「夢」に感化されて、
自分の色のふせんに1枚書いて貼ってみる家族が
2人、3人と増えていきます。
「夢育マップ」には、2~3歳の幼児も
参加することができます。
家族みんなが楽しそうなので、
自分も同じようにやってみたくて、
ふせんにぐちゃぐちゃっと書いて、
「夢育マップ」に貼ろうとします。
お母さんがふせんに書いてあげるのもありで、
「くつをそろえる」「いただきます、を言う」
など、お話しながら貼るとよいですね。
もちろん、字でなくても、
落書きを貼っても構いませんが、
幼い子供たちの中には、参加したくて、
積極的に字を覚えようとする子もいます。
遊び感覚で、自然に字を覚える、
よいきっかけにもなることがあります。
「夢育マップ」に書いた「夢」はいつの間にか叶う
「夢育マップ」は、今まで、頭の中にあったものを
アウトプットし、ふせんに書き出すため、
それをいつも見ることによって
強く意識づけられます。
「夢育マップ」に書かれていることは、
数年後に見返してみると、ほぼ叶えられています。
また、「引き寄せの法則」のような現象も起こります。
「コピー機が欲しい」とふせんに書いた翌日に、
取引業者から「中古のコピー機いりませんか?」
という話があり、驚いたというケースがありました。
(2台目は必要ないから)」と、嬉しい反面、
とても驚かれていました。
「夢マップ」をご家族で取り組むと
思わぬ発見があったり、家族間の絆が深まります。
そのために、大切なことは、
お腹の中のものを全部出し合うことです。
家族に話しても「夢」は叶わないとか、
「不満」を話したところで解決しないなど、
話をする以前に諦めてしまっていることが、
実は、想像以上にあります。
「不満」をご家族に対して、ぶつけるのでなく、
お互いを理解して、日常を心地よく過ごすために
ご家族のコミュニケーションツールとして
使いやすいのが「夢育マップ」と言えます。